矢板護岸工
■シートパイル・ガード工法(SPガード工法)
鋼矢板水路補修工法のパネル被覆工法は、腐食した鋼矢板にアルカリ性のコンクリートを被覆することで矢板の腐食を抑制しつつ補強することを目的としており、既存鋼矢板と充填コンクリートとの付着力は矢板水路壁全体の構造に大きな影響をもたらします。
「SPガード工法」は、従来のパネル被覆工法とは違い、トラス筋を用いる事によって既存鋼矢板と被覆コンクリートとの一体性の向上を図った工法です。
■ハットブロック
ハット形鋼矢板900専用のプレキャスト笠コンクリート製品です。工期の短縮が可能です。河川側底部には底版がありますので、胴込コンクリート打設時の型枠は必要ありません。
■ビオフィルム
軽量、薄型な為、既存の構造物を壊さず表面を天然多孔質素材に代える事が出来、経年変化と共に周囲の自然に調和します。両生類、爬虫類、昆虫類などの移動を阻害するコンクリート構造物を移動可能な多孔質環境に回復します。多孔質構造により微生物や苔類、ツタ類の植物が付着しやすく設置環境によって緑化などの効果が期待できます。