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環境創造企業の核として
共和コンクリート工業の技術の最前線、いうなればコンクリート製品業界の先端ともいえるのが技術研究所です。平成3年にハイテク設備を所有する施設として恵庭テクノパークに移転し、現在に至っています。先進の研究環境の中でも試験設備は業界屈指で、気泡組織解析装置・凍結融解試験機・可傾斜水路・二次元造波水路など数多くの施設を取り揃えています。技術研究所の業務は新製品の開発、既存製品の改良およびコンクリートの物性探求。所内体制は道路・河川・海岸の3つのグループからなり、それぞれ数人のスタッフで企画から設計、試作、試験などを行っています。その多様な研究の過程で現場や時代のニーズにフィットする製品のみが、共和ブランドの製品として具体的な生産ラインにのるわけです。凸型ブロックの開発に始まった共和コンクリート工業の新製品創造の歴史。その核となってきたのがこの技術研究所といえます。

  生態学にまで及ぶ情報収集・解析
技術研究所の業務は営業・技術・工場から依頼された物件と、研究所が独自で取り組む完全開発型の2通りとなっています。前者はお客様のニーズや営業・技術スタッフからの意見を多角的に取り入れ進められるもので、現場に即した製品が造られるケースがほとんど。一方後者は研究所が独自で世界スケールの情報収集や時代動向調査を取込むことから始められるもので、まさにゼロからのスタートといえます。多自然型の画期的製品として世に送り出されたホタルブロックも実はこのケース。治水と設置現場に生息する蛍の保全という2つの命題を解くために、24時間体制での蛍の観察や文献収集、専門家取材など重層的な活動を展開し、およそ2年の歳月を経て製品の形態や機能決定のデータベースを造り上げていったのです。そのほか、魚の棲息場所を提供する魚巣ブロックや河岸に設置されている緑化ブロックも、同様な過程を経て生まれています。さらさらと流れゆく川辺で、生命を育む数々の製品。この陰には、膨大な時間と情報そして研究スタッフの熱意がひそんでいるのです。

若い感性が磨く次代のコンクリート  
小型から大型、そして環境創造型製品へ。次代の変遷に歩調を合わせるように製品に対する時代のニーズも変化を遂げています。例えばコンクリートの可能性を考えるには、コンクリートだけの知識では既に全く足りない状況になっています。多自然型製品開発は動物や環境に関する探求心が不可欠ですし、都市景観にマッチする製品であるならデザインやアートのセンスも必要になります。技術研究所が「若い感性」を求めているのも、ますます変化する社会ニーズをとらえてのことなのです。