特長

• 特別天然記念物オオサンショウウオを快適な空間にするための産卵巣穴ブロックです。
• オオサンショウウオは底棲性で接触習性があるため、素材として接触面が比較的滑らかで、しかも通気性のある素材陶管を使用しています。
• オオサンショウウオにとって形状、構造等は、自然の巣窟及び既存の巣穴の模造になっています。
• 通気性のある構造となっているため、自然通気や必要に応じた強制通気を行うことができ、ソーラーポンプの使用も可能です。
• 躯体底部に通水孔があるので、座床下から新水を湧出させて巣内の水を交換するのが容易な構造になっています。
• 護岸背面に設置されることを考慮し、構造は高強度の円筒形をした水密構造になっています。
• 誘導管は躯体と同質の素焼陶管を用いており、遡上習性を考慮して、緩曲線を用い下流側に開口する構造になっています。

規格諸元

※場所により高さを変更することがあります。

オオサンショウウオ

中国山地を中心として、岐阜県以西から北九州にかけて分布しています。体長が100cmを超えることもある世界最大級の両生類であり、国指定の特別天然記念物であります。野外で見られる個体には50～60cm程度のものが多く、大型固体が生き残るためのよい環境が少なくなっています。体は太く、背は褐色で不規則な黒っぽい斑点があり、眼は非常に小さく、頭部には多数のイボがあります。山地の河川に住むが、渓流部に限らず用水路や小川でも見つかり、川岸の土の穴で生活し、夜行性でサワガニ・小魚など動物性のものなら何でも食べます。産卵期は8月下旬～9月下旬で数珠状に連なった卵を産みます。