地すべりを防止するための最も代表的な防止対策として、地下水排水工があります。この中で、特に集水井工による深層地下水の排除は、全国各地の色々な地すべりについてもその抑制効果が期待できる工法として、広く採用されています。
この集水井工は地すべり地に設置することから、施工の安全性、省力化及び耐久性、維持管理等を考えたものでなければなりません。そこでプレキャストコンクリート製の「シールド式組立集水井筒」を開発しました。プレキャストコンクリート製により、数段の地すべり層を有する崩壊性の地盤など複雑な地すべり外力に対しても、十分に安全を確保した構造です。また施工は地上で組立を行い自重沈下工法により、ヒービング、ボイリング現状の恐れを取り除き安全にかつ簡単な設置が可能であり、また沈下が止まった場合にそれより下部にセグメントブロックを使用して、設計深さを確保できる構造となっています。
高さ(mm) | 厚さ(mm) | 外周(mm) | 内周(mm) | R(mm) | 参考質量(t) | 分割数(円) | ||
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A型 | 3.0型 | 750 | 180 | 3,519 | 3,142 | 1,500 | 1.045 | 1/3 |
3.5型 | 750 | 200 | 4,084 | 3,665 | 1,750 | 1.340 | 1/3 |