2022/09/16

「ウロコタイプ魚道内の越流部および非越流部が魚道内流速に与える効果」について、2022年度土木学会全国大会第77回年次学術講演会にて発表しました。

本発表では、遡上ルートや流況が多様であると評価されているウロコタイプ魚道を対象とし、魚道内の越流部および非越流部の効果についての検証した結果を報告しました。越流部のみ設置の場合は下流に向けて流速は加速しておらず、ハニカム形ブロックの有用性が確認され、非越流部を設置する場合は,列の設置個数の半分程度となる3個程度を配置することで魚道内の流速のばらつきが大きくなることが明らかとなりました。
ウロコタイプ魚道を形成するハニカム形(六角形)魚道ブロックが、漁港工事の工期短縮、施工の安全性、耐波浪性、工事費の縮減、作業員不足の解決を実現する工法として普及が期待されています。

出展:JSCE 令和4年度土木学会全国大会第77回年次学術講演会

論 文