CROSS TALK 02
型枠整備

S.H

型枠整備事業部 部長

1988年 新卒入社

× ×
経理

Y.A

管理部 経理課

2019年 中途入社

Daily

――――普段の仕事を教えてください

僕は主に税務と会計処理、グループ社の会計システムの導入を担当しています。

僕は型枠(コンクリートブロックを成型するための型)を管理する部署の統括という感じかな。

たぶん会社の皆さんが普段触れることのない、目立たない業務を担当していますよね(笑)

そうだね(笑)

――――あまり目立たないという職務の中でのやりがいは?

積み重ねた“価値”を最大限に

税務や会計の処理一つ一つは、営業の方達が積み重ねた売上の“価値”を最大限にできるかに関わっていますし、外部からの信用も担っています。会社の規模が大きくなれば責任も大きくなる仕事なので、その辺が面白くもあり、やりがいのある部分です。

必要不可欠な“型枠”は、目立ちはしないけど共和の核

僕の場合は、コンクリート製品をつくるために必要不可欠な“型枠”を扱っていることに尽きる。“型枠”の管理・運用は生産原価に直結するし、扱いやすい“型枠”を造ることは生産効率、品質、社員の安全に繋がる。僕が直接造ることはないけど、現場それぞれで求められていることを把握しつつ、“型枠”をどこでどのように作るかを運営することは、目立ちはしないけど共和の核となる仕事だと思っている。

Project

――――部署も職種も違う中で、一緒に仕事をすることは?

“型枠”や整備・製造する機械は資産であり、経理とは密に関わっているんだよね。

そうですね。最近ですと、経理側と生産側が連動するような“型枠”管理システムを構築するプロジェクトで一緒に仕事をしています。僕たち経理は、“型枠”の部材一つ一つの管理は出来ても、どのように使われるのか、どの部材とどの部材を組み合わせたら完成品になるのか、一つ一つ確認をしないとわからなかった。

部品一つだけじゃ機能しないプラモデルのようなものだからね。僕たちはどうしても現場の製造や管理効率を優先していたから、結果として経理の方達が処理しやすいようにはできていなかった。ゴメンね(笑)。

いえいえ、そんな(汗)。そんなこんなでチームに参加させていただいて、一元化して可視化できるシステムの基盤をつくり、今もブラッシュアップしているところです

これぞプロフェッショナルだなと驚いた、何十年の記憶と専門性

――――仕事を進めていく中で見えた互いの褒めポイントは?

まず素直なところ。分からないことは聞いてくれる。そして意見も言ってくれる。さらに教えがいもあって無理が効くというか。例えば情報処理とか僕たちの3倍のスピードで進めてくれたし、本当に彼がいなければ進まなかった。

僕から言うのはホントにおこがましいんですけど、すごく質問しやすくて進めやすかったです。専門用語がわからないところからスタートだったので。初歩的な質問に対しても親切丁寧に教えてくださって・・・・。これはH部長だけじゃなく、とある生産部長とかもそうなんですけど、何を聞いても否定せず教えてくれました。

あとはやっぱりこの若さにして専門性を持っていることかな。現場との兼ね合いが難しい部分とか、行き詰ったときに色々なアイデアを出してくれた。豊富な知識から僕らが思いつかない発想をしてくれた。

経理を専門としてやっているので当然なんですけど、そう言っていただけるとすごく嬉しいです(笑)。僕としては製品のことをなんでも知ってて凄いと思いました。何十年前から現在に至るまで、どこの場所でどんな”型枠”がいくつあったというのがすぐに出てくる。うちの製品数の多さは僕もわかっていますから、その記憶力と専門性に流石、これぞプロフェッショナルだなと心からの驚きと尊敬ばかりでした。

普段見えない中で、一緒に仕事をすることで色々と知れたのは良かった。

Future

これからの人が悩まないように、60歳までに終えたい最後の大仕事

――――今後の目標は?

60歳を一つの節目と考えていて、“型枠”の管理方法の最適化が最後の大仕事だと思っている。具体的には知識や経験が少なくても型枠の管理ができるように、しっかりとしたシステムを作ること。“型枠”の管理には、製造現場の経験や多岐にわたる知識が不可欠ではあるけど、あまりに種類が多くて育成にとても時間がかかる。僕自身長い時間をかけて、学び、専門性を高めてきたことで、この分野の重要性が会社に認められてうれしかった。だけど反面、「おれがいなくなったらどうなるんだ、この部門」っていう焦りが出てきたんだよね。そんな中で若い方や経験の浅い方が困らないようにしていきたいと考えるようになった。属人化している部分を標準化して、これからの人が悩まないようにすることが、自分の中の1つの大きな目標となったというか、60歳までにこれを終わらせたいな。

僕も経理として変えていきたいことがあります。どうしても経理業務って「規則なのでこうしてください」という一方的な仕事の進め方が多いと感じていて・・・。経理ってルーティンワークではないと思うんですよね。ほかの部門のこと、過去の経緯や背景をもっと知ることで、いろいろな業務をより深く理解して、経理の視点から業務改善を提案していきたいと考えています。

――――お2人とも今日はありがとうございました。知らない世界を聞けて楽しかったです。

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