CROSS TALK 02
支店長

S.H

札幌支店 支店長

1994年 新卒入社

× ×
工場長

A.N

千歳工場 工場長

1993年 中途入社

Daily

――――普段の仕事を教えてください

工場はモノづくりをする場所ですので、工場長という立場で一歩引いて全体を見ながら、常に“良い”製品を製造するための管理、運営することが仕事です。お客様が求める納期、品質を把握しながら、年間の製造、材料の仕入れ、製造工程、出荷業務に基づく製品の堆積(保管)の計画・管理、工場間の連携窓口、働く人たちの安全と健康を守ることが使命です。また、ここ千歳工場は大型の製品をつくるために立ち上げた工場で、技術のノウハウが蓄積されているので、他工場への技術指導、若手の育成、技術継承にも力をいれています。

言葉を借りるなら、CROSS TALK01でM.Tさんが話しているように、エリア内のすべての仕事の総責任者かな。営業はお客様のニーズに最大限応えるのが仕事。そのためには近隣工場と日頃からコミュニケーションをとりながら製造現場を理解し、連携することが必要不可欠。それを踏まえて、支店内での部下たちの進捗状況を把握しながら、営業の進め方を議論、決定しています。とはいっても、私は支店長になって間もないし、諸先輩と部下に全面的に助けてもらいながら仕事をしているので、支店長としてまだまだ未熟です(笑)

――――仕事を進めていく中で特に意識している部分は?

安心して、安全に働けることが一番大事

私は「モノづくり」は「人づくり」だと思っています。そのためにも第一に「安全」です。働く方達が安心して、安全に働けることが一番大事です。目的や工程の共有は当然ですが、新人でもベテランでも意見を出し合える雰囲気づくり、コミュニケーションを大事にしています。また、残業をさせずプライベートを充実させることは、良い製品作りに繋がりますし、結果として工場全体の評価があがり、働く方達の給与に反映されます。好循環になるよう生産性を向上させるような工程管理を強く意識しています。

簡潔に正確に伝えることで、仕事を円滑に

私は簡潔にかつ正確に伝えるということを意識しているかな。工場であっても、施工現場であっても、完成品を直すのは凄く大変。簡潔に正確に伝えることで、手直しを防ぎ、工場の負担やお客様からのクレームも減らせる。お客様あっての仕事であり、工場あっての営業だからこそ、円滑に仕事を調整できるように心がけているよ。

Project

――――お二人の関りは長いとお聞きしてますが、特に記憶に残っていることは?

私が1994年に入社した際、札幌工場(当時)での2週間の工場研修でお会いしたのが初めかな。少し怖い兄貴みたいな感じで(笑)

懐かしいね。私も2年目。お互い若かったね(笑)

そのあとしばらく間があって、2005年に札幌支店に配属されてから、密接に関わるようになったんだよね。特に記憶に残っているのは千歳工場の立ち上げ当初かな?

あー、そうだね。S.Hが札幌支店にきた翌年の2006年5月、共和初の大型有筋物工場として千歳工場を立ち上げたんだよ。立ち上げの初期メンバーとして私も赴任して、新しいことへのチャレンジづくめだった。

まだまだ満足する仕事量を確保できてない中、工場がどのような製品まで対応できるか、そしてどうやって営業していくのか、毎日のように工場とお客さんとの往復だったよ(笑)。

営業も工場もホント試行錯誤の毎日。これまで培った技術だけじゃ対応できなくて、営業ともぶつかりながら、あーでもないこーでもないって言いながらやってたね(笑)ただ、振り返ると、同じ目標に向かってお互い一生懸命だったのは間違いなくて、そのお陰で営業の苦労も分かったし今の強固な連携力に繋がっていると思っている。

試行錯誤の毎日が今の強固な連携力に繋がっている

――――苦労を分かち合ったからこそ感じる、お互いの尊敬するポイントは?

パワーと活力ですかね(笑)A.Nさんは基本的に“無理”とは言わない。断らない。いつもどうやって達成するかを一緒に考えてくれる。相談しやすいし、できないときはその理由と代替案を提案してくれる。これは千歳工場の立ち上げの時からそうだった。

負けず嫌いなだけだよ(笑)せっかくとってきてくれた仕事であるわけだし。工場の運営は営業あってだからね。

そして圧倒的な経験値、培った技術力と責任感。安心感が凄い。

挑戦させてもらったということが大きいよね。自分の知らない情報や視点を教えてくれる営業や技術の人のお陰。次につなげていかないとね。

――――そんな兄貴分であるA.NさんからみたS.Hさんは?

まず工場を理解してくれているところ。そして工場目線だけでなくお客様の目線でも製品の品質や運営の意見をくれるところ。やらなければならないところはやらせるし、仕事のライン引きがうまいと思う。

私は入社してすぐはシステム系の部署にいたから、同期に比べても営業経験は少ないし、工場の事も全然わかっていないというところがスタートだった。だから「知ろう」というのは心掛けていたので、そう言ってもらえるのは嬉しいです(笑)

頻繁に足を運んでくれるのもそうだけど、すごく良いタイミングでいつも電話が来るんだよね。一歩先のさらに先を常に見ながら、工場のことをみてくれているというか、こちらとしても信頼感がある。何か困ったことがあれば協力しようという気持ちになっちゃう人だよ。

Future

共和の強みであるチーム力を強化していきたい

――――今後の目標は?

工場はメーカーの基礎、礎だと自負してる。そして先ほども言った通り、「ものづくりは人づくり」だと考えている。工場長となり年齢も50を過ぎたので、これからはもっと“育成”に力を入れていきたいと考えています。技術の継承だけでなく、基本的な考え方やこれからを担う若い方達への指導、教育係の育成も含めた教育環境の充実に力をいれていって、工場発信で共和をもっと魅力的な、人が集まる会社にしたい。

私は支店長という立場で自身が成長しながら、もっと多くのお客様に共和の魅力を知ってもらい、任せてもらえるようにすること。そして、地区をまたいだ連携をしながら、すべての分野で北海道トップになること。そのためにも部下の強みを最大限引き出し、共和の強みであるチーム力を強化していきたいと考えています。

――――協力しながら素敵な会社にしていきましょう。本日はありがとうございました。

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